毎日貼るのに毎回人に頼んで貼ってもらうのはちょっと、、、ってなりますよね。
人に頼んで貼ってもらうのと比べると少し精度は落ちますが、一人で簡単に貼れるアキレス腱のテーピング法です。
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「用意するもの」
キネシオテープ(幅5cm)
最近は安くて良いものが出てきました。フッ素コート付きのフィットカーブ系のハサミなら十分切りやすい。400円くらいです。フッ素コートなしなら300円くらいですが、やはりテーピングの粘着がくっつきやすくて切りにくいです。カーブなしの昔ながらのストレートのハサミは大分切りにくいです。(ーー;)
(たくさんの人に一気に巻く場合はデーピング専用ハサミのほうが効率的です。)
エタノール(無くても大丈夫だけど、剥がれにくくするためには必要。600円くらい)
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「貼り方」
1,まずは足をきれいに乾いたタオルで拭きます。(剥がれにくく長持ちさせるために超大事なポイントです。)
*シップが貼ってあった後に貼る場合は、2,3回エタノールでシュッとひと吹きしてからタオルで拭くと、簡単にサラサラになりますYo。皮脂が多い人、汗かきの人もエタノールを使うとラクに肌がサラサラになります。
2,テーピングの長さを測ります。
踵にあわせて
膝の下あたりまで
3、カットします。
4,カットしたテープの真ん中の剥離紙を手で破ります。
キネシオテープは手では破れないのでテープごと破るつもりでやりましょう。紙だけが破れます。
踵の幅くらいまでめくります。
4,踵に貼ります。
5,片側づつ貼ります。(どっちが先でもOK)まずは剥離紙を剥がしながら仮貼りをします。
あんまりテープを引っ張り過ぎないように。
「コツ」
・シワにならない程度に置くように貼ると良いです。
・剥がしながら、軽く皮膚にくっつく程度に貼ります。
とりあえず軽くテープを置いただけの状態にします。
浮いているところをしっかり貼ります。
反対も同じ
まずはテープを軽く置くだけのイメージで
長すぎて膝にかかる場合はカットしちゃいましょう。
*粘着部分が出ているので普通のハサミだと切りづらいですが、フッ素コーティングしてある普通のハサミなら大分切りやすいです。
↓↓試してませんがプレミアムな奴もでたようです。時代は進化していきますね。↓↓
仮置きの状態
浮いている部分をくっつけます。
馴染ませるイメージで全体を抑えます。
6,完成
アキレス腱を挟みこむような状態になっていればOK
「貼り方ここまで」
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Q&A
「テーピングを貼った状態で歩くと痛いんだけど?」
★テープに皮膚が引っ張られて痛い感じがする場合
・足首を90度より少しゆるめた状態で貼りましょう。
・貼るときにテープを引っ張り過ぎないようにしましょう。
*非伸縮のテープ(ホワイトテープ)を使うと痛いです。
テーピングを貼る練習としては良い練習ができるんですけどね。。。
★アキレス腱が痛い場合
・テーピングのテープの硬さを替える(ワーデルがおすすめ)
「補足」
固定用のテーピングテープ「ワーデル」はドラッグストアにはあまり売っていません。当院かアマゾンで買えます。
・そもそも状態が悪すぎる可能性があるので休む。
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「追伸」
アキレス腱は無理するとプチッと切れちゃいますからね。
全力で動くと痛いけど、ある程度動いても痛くなくなってきた。
って状態よりも良い状態の時はテーピングをしてリハビリ的なメニューから動いても良いですね。
サッカー、バスケ、の方はまっすぐ走るメニューから始めていきましょう。瞬間的なターンや長い距離を走ってからの急ストップは何回か動いてからにしましょう。
バトミントンはアキレス腱を切りやすいですから、まずはまっすぐジョグからはじめてください。コートに入る場合は慎重にメニューを組んでいきましょう。
マラソンやウオーキングの場合は膝、ももを引っ張り上げる力(股関節の屈曲)が足の重さに対して弱くなっている可能性が高いので腸腰筋(腹の奥の筋肉)を中心に今のうちに鍛えておきましょう。
特に運動はしないんだけどアキレス腱が痛い。という方は治るまでテーピングは忘れずに毎日しましょう。
テーピングなんてめんどくさい。
という方は機能性ソックスがおすすめ。テーピングよりもサポート力が少し落ちますが、便利グッズを買ってしまった方が楽なのは間違いない。
強めの固定で安心感が欲しい方はサポーターがおすすめ。ではない。(足首固定用サポーターを使うと逆効果、、、)
でもどうしてもサポーターが良い方にはこちらなら。(スポーツするときは非推奨)
なんだかんだ言っても運動するときはやっぱりテーピングが一番効果的ですよ〜。そして痛いときは無理をしない。できればテーピングもサポーターも何もなしで普通にやる。がベストです。(当たり前か。)
丹羽。